会社を設立してしばらくして、自社商品の開発に時間がかかりそうだということがわかり、その間に販路開拓などできることを進めようと模索している時に見つけたMakuakeやCAMPFIRE。
初めて商品を販売する際の選択の一つとして、今回はこれら購入型のクラウドファンディングをご紹介します。
商品を開発中だけど資金も少なく広告など初期投資にはあまりお金をかけられない方にも必見です！
クラウドファンディングの種類
クラウドファンディングには主に３つの種類があります。
購入型
購入型のクラウドファンディングとはプロジェクト支援者が資金をサポートし、その見返りとして商品やグッズ、サービスなどを得る仕組みのクラウドファンディングです。購入型クラウドファンディングは現在最も普及しているクラウドファンディングです。また購入型クラウドファンディングの中には「All-or-Nothing型」「All-In型」の2タイプがあります。プロジェクト実行者はこのどちらかを選び販売します。
All-or-Nothing型
募集期間内に目標金額に到達した場合のみプロジェクトが成立。
目標金額に到達した場合のみに実行可能となるプロジェクトを希望する場合は「All-or-Nothing型」がお勧めです。
プロジェクトオーナーと支援者双方のリスクを最小化する方式。プロジェクトオーナーは目標金額が集まった後にモノやサービスを創るため、リスクを背負わずに大胆な挑戦を行うことが可能です。
※通常目標金額が集まらなかった場合は「プロジェクト不成立」として全額返金され、支援者ががリスクを負うことはないようですが、詳しくはそれぞれのクラウドファンディングにてご確認ください。
All-In型
目標金額の達成・未達成に関わらず、集まった支援金はプロジェクトオーナーに支払われる。
ただし、掲載時にプロジェクトの実施を確約する必要があるためプロジェクトの内容によっては「All-In型」が利用できない場合もあります。
寄付型
支援者がお金を寄付する仕組みのクラウドファンディングのことです。寄付型プロジェクトでは基本的に返礼品は発生せず、活動報告などがリターンとなります。
金融型
支援者がお金や株式で返礼を得ます。支援者による出資金をクラファンサイトが企業に貸し付ける「貸付型」、特定のプロジェクトに対して個人の投資家から出資を募る形式の「ファンド型」、非上場の企業の株式を返礼として受け取ることのできる「株式型」の3種類に分かれます。
この他にもふるさと納税型のクラウドファンディングもあります。
購入型クラウドファンディング
クラウドファンディングサイトは現在多数存在しますが購入型で大きなクラファンといえばCAMPFIRE（キャンプファイヤー）とMakuake（マクアケ）が有名です。
CAMPFIRE
CAMPFIREの特徴
株式会社CAMPFIREが運営するこのクラウドファンディングは国内最大のユーザー数を抱えその数400万人以上、プロジェクト掲載数8.2万件(2020年1月〜2023年3月時点）となっています。CAMPFIREの統計データは随時更新されていますので興味のある方は直接サイトでご確認ください。
初回プロジェクト申請後から担当者がつき、プロジェクトページの構成などプロの目線でアドバイスが受けられます。CAMPFIREは企業や各団体はもちろん個人にも多く利用されています。
手数料
初期費用、掲載手数料0円。プロジェクト検討段階から成立前までは無料で利用できる。
成功報酬手数料17%。＊決済手数料5%を含む。
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Makuake
Makuakeの特徴
CAMPFIREに次ぎ日本で知名度があるクラウドファンディング。サイバーエージェントのグループ企業が運営しているサイトなのでガジェット系が強い傾向にあるようです。販売商品は「プロダクト」や「ファッション」「フード」など、多岐に渡っています。
Makuakeの強みはそのプラットフォームとPR力です。メディア掲載数月平均10,000件をされていて追加費用なしでPRサポートを受けられます。
また全てのプロジェクトに担当キュレーターがつき、ページ設計やプロモーションプラン策定のサポートが受けられます。
手数料
応援購入総額の20%(決済手数料込み)。
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その他
この他にも、kibidango、Readyfor、Green Fundingなどなど多くの国内購入型クラウドファンディングがありますのでご自分の目的に合ったクラウドファンディングを探して挑戦してみ手はいかがでしょうか。
クラウドファンディングの最大の特徴は費用なしでプロジェクトの設計や広告マーケティングのサポートを受けられる点だと思います。また、商品を実際に販売する前に顧客の反応が肌感覚でわかる点もかなりの利点だと思います。
クラウドファンディングのサイトはどれも見ているだけでワクワクしてしまいます。きっと、プロジェクトオーナーの意気込みが感じられるからかもしれません。プロジェクトオーナーとしてだけではなく支援者として覗いてみるのも楽しいと思います！
