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蜷川実花展に行ってインスタレーション作品に浸る

現在TOKYO NODE開館記念企画として蜷川実花展「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」が開催中。蜷川実花さん史上最大のインスタレーション作品展でもあるそうです。

 蜷川実花展
 「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」
 アクセス:虎ノ門ヒルズステーションタワー 
    TOKYO NODE 45F GALLERY A/B/C
    開催期間:2023年12月5日ー2024年2月25日

蜷川実花さんの色彩の世界にどっぷり浸る

残照 Afterglow of Lives

かなり暗い会場に入るとディスプレイされていたのが咲き誇る花と枯れた花そして種子。この一連の生死再生のサイクルを一つの場で表現することでその時その時の美しさが伝わってきます。

暗い中に大量の花。そして所々に灯りが照らされている。この暗さで視覚ではよくわからないのですが、写真を撮るとその陰影がはっきりと浮かび上がります。

「瞬きの中の永遠」をこのコントラストの強さでも表現しているのだろうかと、写真を撮った瞬間ふと感じながら足を進めます。

Unchained in Chains, Breathing of Lives

カーテンをめくって各セクションに入るのですが、カーテンをめくるたびに目に飛び込んでくる色彩たち。思わず「わーっ」と声を上げてしまう鮮やかさ。

水槽に映し出される金魚、水滴、ネオン、車や街並み・・映像は二重三重と重なり融合されて表現されます。幻想的でありながらどこかノスタルジックな気分にもなる。不思議な体験でした。

Flashing before our eyes

このセクションは個人的に私が一番好きだったインスタレーション作品。

大きな部屋の床にクッションが並べられ寝転んだ状態で天井まで繋がる巨大スクリーンに映し出される映像と音楽を鑑賞。

写真ではこの部屋を表現しきれないのですが、自分を取り囲む巨大スクリーンの映像と音楽に浸っているとトランス状態になり、いろんな感情が湧いてくるもののなぜか最後はとても心地良いのです。

Intersecting Future 蝶の舞う景色

このセクションに関していうと、まさに「映え」の部屋、という印象でどこの写真撮っても間違いなく綺麗。所々にいる蝶々がまた可愛い。くらいにしか思わなかったのですが、蜷川実花展の入り口でもらってきた説明書きを家でゆっくり読んでびっくり。この部屋にはButterfly effectも踏まえた深いメッセージが込められていました。

これから蜷川実花展を見にいかれる方には、入り口でもらう説明書きをよみながら鑑賞することをお勧めします^^

胡蝶のめぐる季節 Seasons: Flight with Butterfly

胡蝶の夢を見ているかのような体験

このセクションは透過性のあるスクリーンに映し出される四季の映像を見ながら進むインスタレーション作品ですが、来場者のシルエットがスクリーンの映像と相まって一つの作品となる感じがとても好きでした。

私たち人間もこの美しい自然の一部なんだというメッセージが込められているような気がします。

 

このほかにもこの記事で紹介していないセクションがいくつかあります。

どのインスタレーションも本当に綺麗でファンキーで幻想的でノスタルジックでありながら近未来的でもあり、蜷川実花さんの才能に改めて感動した幸せな時間でした。

是非このインスタレーション作品展を多くの方に体験していただきたいと思いました。

蜷川実花展チケットはこちらから購入可能です。