アートと自然が大好きな私目線の南仏のおすすめ情報。
南仏のアヴィニョン(Avignon)に住む友人を訪ねて3週間ほど旅行をしてきました。
旅先に友人がいるのはとても貴重。ガイドブックだけでは知り得ない現地の情報を教えてくれるし、あちこち車で案内してくれるしのとっても有意義、至れり尽くせり旅行でした。そんな現地の友達の貴重な情報を交えたオススメのお店などのご紹介です。
アヴィニョンについて簡単にご紹介
アヴィニョンの場所
「アヴィニョン橋」という歌で有名なアヴィニョンはパリのリヨン駅からTGV(フランスの新幹線)で約3時間ほどのところにあります。
またマルセーユ空港からは車もしくはローカル線の電車で1時間半程度。
マルセーユ空港は近隣の国へのフライトが多く出航しているので、アヴィニョン滞在中に近隣国へも簡単に旅行することができ便利な場所です。
アヴィニョン教皇庁
14世紀当時、フランスのフィリップ王の要請により1309年から1377年の間アヴィニョンに教皇庁が置かれていました(現在ローマ教皇庁はバチカンにあります)。理由は教皇が権力を持つことを恐れたためで、監視下に起きやすいフランスのアヴィニョンに教皇庁を移したとのことです。
また教皇庁が置かれたことによりアヴィニョンには外部の脅威から守るための城壁が建設されました。この城壁はアヴィニョンの旧市街を取り囲み今でもその歴史的な面影を残し、美しい景観の一部として観光名所となっています。
旧市街(アヴィニョン城壁の内側)
1995年に「アヴィニョン歴史地区」として世界遺産に登録されました。
歴史地区の人口は1万人弱(アヴィニョン市全体では約9万人)とのことですが、世界的観光地であるためかこの人口にしてはレストラン、カフェ、その他のお店の数がとても多いのです。しかもオシャレ!ギャラリーなども多く点在し、さすが芸術の国おフランスだなとアート好きの私の心が高鳴ります。
アヴィニョン演劇祭
毎年7月に3週間程度開催される演劇祭は、アヴィニョンに世界中から演劇、サーカス、大道芸、ダンサーなどが市内100箇所以上の場所で講演を行い街は一大劇場と化します。
アヴィニョン旧市街地は全長約4.3キロメートルの城壁に囲まれた小さな街ですが、至る所に大小様々な劇場があります。
アヴィニョン探訪・オススメ店
歴史地区であるアヴィニョンにはたくさんの歴史的建造物や観光名所がありますが、ここでは私目線でギャラリーやお土産屋さんにフォーカスしたおすすめスポットを紹介します。
ギャラリー
Gallery & Boutique John Gormsen
フレンドリーなオーナさんが店内の作品の説明をしてくれます。彼の作品のみならず彼が収集したその他のアーティスト達のユニークな作品群が店内を彩ります。あれもこれも全部欲しくなってしまうそんなお店。
Galerie Ducastel
現代アートからクラシックな作品まで、さまざまなジャンルのアートが展示されています。地元のアーティストだけでなく、国際的な作家の作品も豊富に取り揃えており、訪れるたびに新たな発見があります。特に、地域のアートシーンを反映した作品群は、地元文化への理解を深める貴重な機会を提供してくれます。
Vox Populi
ここはギャラリーではなくショップですが、販売されている商品がかなりユニークである意味ギャラリーの様でした。
小さなお店が多いアヴィニョンの中では店内は広く、かなりの数の商品が置かれています。どれもこれも個性的でウインドウショッピングだけでも楽しめるお店です。
カフェ&レストラン
Hôtel La Mirande
5スターホテルの中にあるミシュラン1つ星のフレンチレストラン。
どのお料理も独創的でありながら、口の中で全ての素材の味が感じられさらに素材たちが絶妙に調和している。さすがミシュラン1つ星。
盛り付けやお料理の味だけではなく、ウェイター、ウェイトレスのサービスも完璧。フレンドリーでありながらも敬意を持ったサービスは5スターホテルのレストランにふさわしいおもてなしでした。
またこのレストランにはキッチンツアーが含まれていて、メインシェフがキッチンを案内してくれます。シェフ達のプロの仕事を垣間見ることができ記念撮影にも朗らかに応じてくれます。深く思い出に残る経験をさせてくれるミシュランレストランです。
Le Lapin Blank
キュートな白ウサギが看板のここは地中海料理レストラン。
シェフその他店員さんは全員女性。サービスもお料理も細やかさや優しさを感じることができます。
パテやチーズの盛り合わせ。まさかのメイン料理の写真を撮っていなかったことが悔やまれる。
ショップ&お土産屋さん
Le Nid(フランス産のお土産)
こちらはMade in Franceのものを販売しているお店。洗練されたフランス土産をお探しの方は是非ここに行ってみてください。併設されているカフェもとてもオシャレでのんびりくつろげます。
Aline Géhant Chocolatier(チョコレート)
女性のショコラティエが作る絶品のチョコレート。見た目と味の良さもさることながらお値段もなかなかのもの。それでもパッケージ買いしてしまうくらいにかわいい、ザ・フレンチなパッケージはお土産にもってこい。
Le Vin Devant Soi(ワイン)
この細い小道にある小さなワイン屋さんは地元の友達がおすすめしてくれた場所。
こんなところ自分だけでは絶対探せなかった。お友達曰く店主が話を聞いてくれて希望にあったワインをサジェストしてくれると言っていた通り、お店に入ってワインの相談をしたいと言うと、バジェットはいくら?と聞かれ、答えると、即座にワインを4、5本出してきて、香りから産地から間髪入れずに教えてくれました。相当な知識の持ち主の様です。
お土産に購入したワインも満足のいく味で家族も絶賛していました。
Cafés au Brésil(コーヒー・紅茶)
フレンチコーヒーをお土産にと思っているならここがおすすめ!
店内で焙煎もしていて、お店に近づくとコーヒーの芳香にそそられ、気づいたら店内に入っている、そんなお店。グラム買いができるのでお土産にも便利だし紅茶やコーヒーカップ、ティーカップなどの小物も多数取り揃えがあります。
記事を書いているだけで、また訪れたいと強い思いが込み上げてくるアヴィニョン。
大きすぎず小さすぎない街のサイズ感も魅力の一つ。
私がAvignonで宿泊したのは以下のAirbnb。とてもスペーシャスなユニットでフレンチっぽいおしゃれな家具や壁の色も良かったです。また、壁に掛けられているアートワークのほとんどは運営者の奥さんの作品だそうでフランス人って総アーティスト国民なのかしらと思ってしまいました。